日本に置いてアメフト最高峰のリーグと言えば「Xリーグ」がまず挙げられると思います。
東西の大学1部リーグの選手たちを中心に強豪校の中でも一度は名を聞いたことある選手が数多く在籍しているのは事実でしょう。
しかし、そんな中で、地方の国公立や私立大学出身にも関わらず、「Xリーグ」で活躍している選手は数多くいます。
もちろん、その選手の能力が単純に高いということもあると思いますが、そのほかに地方リーグ出身の選手たちが活躍する理由として考えられることにはどのようなことがあるでしょうか?
Xリーグには関東、関西2部リーグから地方リーグ出身の選手まで数多く在籍
前提として、Xリーグはもちろん大学時代有名だった選手は多いと思います。しかし、活躍しているのが関東、関西の1部リーグ常連校出身の選手だけかと言うと、そうではありません。
関東、関西の2部、3部出身の選手や地方国公立など多くの選手がいます。中にはチームの中心選手として活躍されている選手も少なくありません。
もちろん出身チーム関係なしに身体能力が高かったから活躍できたとも言えるでしょう。ただ中には社会人になって化けた選手も数多くいます。
活躍する人の共通点
地方リーグ出身者に限ったことではありませんが、活躍している選手には共通点があるように思います。
その共通点をいくつか探ってみたいと思います。
素直であること
なんだそんなことか!
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、素直であることは非常に大切になってきます。
学生時代に比べると練習量も少なく、学生時の貯金でプレーする選手が多い中で、変化を取り入れていくことは特に大切になってきます。
地方リーグは環境が関東、関西に比べたら整っていないと思います。
その環境を経験した後での「Xリーグ」での経験は「眼から鱗」の連続だと思います。
今まで習ったことのない動きやファンダメンタルを練習することもある中で、それをいかに素直に聞き入れることができるかが大切になってきます。
今までこうやってきたから、、
もちろんそう思う方もいるかもしれません。
しかし、それだといつまで経っても主観的な成長しか臨むことしかできず非常にもったいないです。
まずはやってみた上で、それを取り入れるかどうかを判断するくらいの余裕と素直さを持ち、いろいろな技術を吸収しましょう!
いつの間にか自分の想像を超えるようなようなプレーができるかもしれませんよ?
このことは強豪校出身の選手にも言えると思います。強豪校出身だからこそ、プライドが邪魔して聞き入れがたいこともあるかもしれませんが、
「利用してやるか」
くらいの気持ちでまずは取り組んでみましょう!
平日の使い方
「Xリーグ」のチームは例外をのぞき、土日に練習することがメインです。
しかし、本当に差が着くのは平日の過ごし方であると断言してもいいでしょう。
土日は2日しかないところ、平日は5日あります。仕事があるとはいえ、空き時間はありますよね。
だからこそ毎日練習していた学生時代とは違い、その時間をどう使うのか、その人自身の「自立心」が問われることとなります。
自分の私利私欲のために使うか、アメフトのトレーニング、サイン確認に使うか、そして、それをどれだけの時間配分で時間を使っていくかで大きな差が出てきます。
「たまには休みたい、、」
もちろん休息も大事です。
ただ、その休んでいる時間に、仲間は、ライバルは成長しているかもしれません。
せっかく社会人になってまでアメフトを続けて続けているのですから、現役の間くらいはアメフトのために時間を費やしてみてもいいのではないのでしょうか?
そのタイムマネジメントと「自立心」をコントロールする経験はアメフトを引退した後の生活でも絶対に役に立つはずです。
もちろん、その積み重ねが大きな差となって試合の結果に現れていきますよ。
地方リーグ出身者は伸び代の塊!
関東、関西の下位リーグをはじめ、地方リーグの出身者は伸び代の塊と言えるでしょう。
関東、関西の1部リーグ常連校と違い、地方リーグでは、グラウンドや指導者の体制など、フットボールをプレーする環境が中々整っていないところが多いと思います。その中でまともな指導を受けることなく我流で成長してきた選手も多いです。
その点「Xリーグ」は日本を代表して活躍をされてきた方々が指導者としてご活躍されていることが多いので、練習環境としては申し分ありません。その環境の中で練習していくことで、今まで磨かれてきた「我流」に、客観的な指導が入り、より技術が磨かれていきます。
裏を返せば、学生時代に花が開かなかった選手も、「Xリーグ」でプレーし、練習していくことで成長することができ、一気に才能が花開くこともあるでしょう。
素直さは忘れない
ただ、もちろん「素直さ」あってのことだと言うことは忘れてはいけません。
今まで活躍できたことを鼻にかけ、周りの意見を聞かない状態だと、自分の想定する範囲内でしか成長することはできないでしょう。
話を聞くのはタダです。
少しでも自分の成長のために、吸収できるものは吸収していきましょう!
いつ才能が花開くかはわからない
大学時代に活躍できなかった選手でも、社会人になって活躍する選手は数多くいます。
ただ社会人までアメリカンフットボールを続けないと、その可能性にすら気づくことができません。
野球やサッカーでも高校まで目立たなかった選手も大学で花開いたり、プロになった後でも努力を怠らずプレーしていくことで歴史に残る活躍をしてきた選手はたくさんいます。どの選手にも共通して言えることは諦めずに粘り強くプレーしてきたことです。
大学時代は他のスター選手に比べて自分が劣っているように感じ、その選手たちと競うことを恐れるようにプレーを続けないことは自分の可能性を潰してしまうことになります。
どんな形であれ、
「アメリカンフットボールが好き」
「競技を続けたい」
と言う思いがあるなら諦めずに上のステージでも続けましょう。
現時点では周りと劣っていたとしても、新たな環境で愚直に自分の生きる道を探し努力をし続ければ、必ず活躍することは可能です。
私も学生時代に目立った活躍はしていない国公立大学出身ですが、社会人になって諦めずに自分の強みを生かしてプレーを続けていたら海外のプロスカウトリーグ、「TSL(The Spring League)」に招待していただき、そこで上位TOP5の選手に選んでいただくまでになりました。
大学時代のプレーレベルを考えると想像もつきません。
「Xリーグ」でプレーすることを迷っている選手は思い切って続けてみませんか?
新たな自分の可能性に気付くことができるかもしれませんよ!
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