ついにTSL初日
とうとうこの日が来ました。
前日も気合い入れて迎えたのですが、出鼻をくじかれてしまい、、
ルームメイトも来ず、、
予定外のことしか起こらないアメリカ生活でしたが、ここからは何が起ころうが結果でしか自分の存在価値を示すことができない時間が始まります。
その日のスケジュールはこちら。
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Wednesday, March 4th
7:00am Coaching/Staff Meeting
8:00am Breakfast at Hotel – Feast Buffet
8:30am Offense – Meeting
9:15am Defense – Meeting
10:15am Buses depart for:
Sam Boyd Stadium
7000 E Russell Rd, Las Vegas, NV 89122
11:00am – 1:30pm Practice #1
1:45pm Busses depart for Hotel
4:00pm – 6:00pm Dinner – Feast Buffet
7:00pm – 9:00pm Team/Individual Meeting(s)
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まずは力を蓄えるために早速朝ごはんへ!

朝もバイキング形式でした。
メニューはワッフルやパンケーキ系がすごく多くて、それを主食にウインナーや卵を取るのが一般的なようでした。
飲み物も「オレンジジュース」や「コーラ」もあるのですが、「レモネード」であったり「チョコレートミルク」を頼む人も多く見受けられました。
日本だとあまり見ないですよね。
特に「チョコレートミルク」は珍しいと思いましたが、周りは結構頼んでいる人がいました。
TSLの練習開始!
ご飯も食べて準備をしたら球場へ!
ラスベガスにある「SAM BOYD STADIUM」という球場で約1週間お世話になります。
TSL専用のバスで球場へ。

バスに揺られて10分。
球場が見えてきました。

バスを降りて球場in!

大学時代は土のグラウンドでしか練習できなかったので、いまだに人工芝というだけでテンションが上がります笑
最高の環境で練習できることに感動しながら写真を撮りました!
どう練習が始まっていくのかも何もわからずとりあえずグラウンドに出てストレッチをしていました。
「ヴォーーーーーーーーーン」
突然とても大きな音を立てて笛が鳴り、ハドルが組まれました。
練習の内容が共有され、日本でいう「ウォークスルー」からのスタートです。
Kickの確認から#O、#Dの確認とテンポよく進んでいきます。
真ん中が僕ですが、小ささが際立ちます。
他の人たちは大きく見えますが、アメリカだと普通のサイズとのこと、、
改めてすごい世界に来たなと実感しました。
誰がやるのかは早い者勝ち
練習をやっていく中で日本と一番違う点がはっきりと浮き彫りになりました。
それは順番という概念がないということです。
すみません、もちろん概念は存在しているのですが、競争の世界では順番というものは存在しないのです。
待っていても自分の順番が来ることはありません。
むしろ抜かすくらいの気概がないとチャンスすら与えてもらえないのがアメリカの勝負の世界です。
中にはコーチが名指しで指名して練習に入ることもあります。
ただその時に1回呼ばれて反応がなければもうチャンスは巡ってきません。
他はいくらでもいますし、「大事な場面で集中することができず準備ができていない人間」とされその日の練習でその人の名前が呼ばれることはなくなります。
・・・ただTSLはお金を払って参加している人も多いのでそこまで厳しくありませんが、勝負の世界では一瞬たりとも気を抜くことは許されないよと隣のアメリカ人が言っていました笑

KICKの実践練習
PuntCover
練習の途中にPuntCoverのプロテクションドリルが、練習の最後にFGがこの日はありました。
Punt Coverでも、その場でシステムがインストールされすぐさま実践できることが求められます。
テンポもとても早く、15分間の間に少なくとも30プレーはしたのではないでしょうか。
その時の練習に徹底してコミットし、回数をこなして身体で覚えていくスタイルの練習でした。
言われたことができなかったり、アサインメントを間違えると即やり直し、そしてミスをした選手は変えられる、そんな緊張感のある練習が続いていきます。
Field Goal
練習の締め括りにFGがあります。
決められたハッシュ、ヤードからスタートし、スペシャリストとしては絶好のアピール場面です。
ただ僕はミスをしないように、、と思い、いつもと違う投げ方をしました。
ボールはワンバウンドし、ホルダーはキャッチすることができずFGはもちろん失敗。
ヘッドコーチが寄ってきて、
「Are you OK?」
と少し怒気の籠もった声で僕に話しかけてきました。
僕は、
「OK.」
としか返すことができませんでした。
その後も投げさせてはもらえましたが、思い切りよく自分のプレーをすることができず不完全燃焼に初日は終わりました。
明日に向けて準備を
練習が終わり、あの時ああしておけば、、と考える時間も長かったですが、終わってしまったことは仕方ないですし、明日に同じミスをしないように切り替えをしていく意識を持ち、夜を過ごしました。
フィジカルが足りないことも重々承知の上でしたので、食事もたくさん摂り、ミーティングを経て、練習ビデオで何がいけなかったのかを見直しました。

いつもより手の位置が低かったり、スタンスの幅が違ったりと微妙なズレが多数見受けられたので、そこの修正イメージを持って明日に備えます。
初日からミスをしてしまい、幸先の悪いスタートとなりました。
ただここで落ち込んで何も爪痕を残せずに終わるつもりはありませんでしたので、反省しておなじみすは繰り返さぬよう明日を迎えます。
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